第9回Twitter文学賞のご案内

2018年12月16日

今年も、Twitter文学賞の季節がやってまいりました!

第9回Twitter文学賞の概要は以下のとおりです。

本好きのみなさんのご参加をお待ちしています。


◆Twitter文学賞とは

Twitter文学賞とは、1年間に出た新刊小説の中でおもしろかった本を1作品だけ、ツイートで投票する文学賞。Twitterアカウントを持っていればだれでも投票することができます。


◆開催スケジュール

投票期間は2019年2月2日(土)~2月11日(月・祭日)
結果発表は2019年3月3日(日) 詳細は後日お知らせします。

奥付が2018年1月1日から2018年12月31 日までの国内の新作小説、海外の初訳小説(文庫化や復刊は不可)からもっとも面白いと思った作品を各1作挙げてください。


◆参加方法

投票は1人1作まで(国内編、海外編両方に投票可。または国内編のみ、海外編のみの投票も可)。純文学、エンターテインメントのジャンルの別は問いません。『作品名』・著者名・(出版社)を記した後、半角スペースをあけてから半角で、国内の場合は「#jtb8」、海外の場合は「#wtb8」を記してツイートしてください。


◆注意事項

※文字主体のフィクションが対象になります。

※戯曲、詩歌、エッセイ、ノンフィクション、絵本、電子書籍は対象外です。

※客観的に組織票とみなされるような行為は慎んでください。

〈短編集について〉

※傑作選等、新たに編まれた短編集は対象となります。

〈文庫化・復刊について〉

※文庫化・復刊の場合、おまけとして新訳や新作が新たに付いていても、対象外となります。


◆ツイート例

ー国内編ー

『本にだって雄と雌があります』小田雅久仁(新潮社)

父子四代の悲劇&喜劇を饒舌に語りたおすマジックリアリズム長編。 #jtb8


ー海外編ー

『青い脂』ウラジーミル・ソローキン(河出書房新社)

現代文学の怪物によるSF巨編。 #wtb8


※感想は任意です。タイトル、著者、出版社とハッシュタグだけでも投票できます。 

第8回Twitter文学賞結果発表

第8回Twitter文学賞の結果発表は2018年3月3日(土)下北沢のB&Bで行われ、その模様をUstreamで中継いたしました。ご来場、ご視聴いただき、ありがとうございました。国内・海外の各順位は以下の結果になりました。

第8回Twitter文学賞の結果発表会の動画がアップされました。見逃してしまった方、ぜひご覧ください!

Twitter文学賞について

Twitter文学賞【やってみようと思った気持ち】豊崎由美

わたくしトヨザキは、投票による民主的なランクづけには元々懐疑派でした。

 というのも、本屋大賞に顕著なのですが、そこそこ本を読んでいる人たちによる人気投票は、とんでもなくだめな作品はランクインできないという見識の高さを示すと同時に、しかし、先鋭的な作品もはじいてしまうという無難なつまらなさを露呈してしまうからです。

 ところが2009年末、「読んでいいともガイブンの輪!」(わたしが偶数月にやっている海外文学に特化したトークイベント)の参考にするため、Twitterで「今年読んで面白かったガイブン」の投票を募ったところ、「このミステリーがすごい!」や「週刊文春ベストミステリー」よりもずっと刺激的な結果が出たんです(こちらを参照 )。これはおそらく、わたしをフォローしてくださってる約1万人の方が、「そこそこ本を読む人」ではなく「すごく本が好き」な方だったからではないか。だとしたら、その皆さんを中心にして投票を募ったら、もしかすると「このミス」や「文春」や「本屋大賞」とは違う結果が生まれるかもしれない。そう思って、「Twitter文学賞」を立ち上げてみようと思ったんです。

 なぜ海外・国内それぞれの投票を1人1作に限るルールにしたかといえば、これは「このミス」の投票方式を反面教師にしました。「このミス」では自分にとって1位・2位・3位の作品とその理由を挙げるという投票の形をとっていますが、このやり方だと、大勢の人が3位に名前を挙げた作品が、まんべんなく点数を獲得し、結果1位になりかねない。つまり、比較的無難な作品が上位にランクインしがちなんです。

 というわけで、「Twitter文学賞」では、1作しか挙げてはいけないルールを設けました。たった1作のタイトルしか挙げられないのは苦しいと思います。わたしも苦しいです。でも、その苦しい選択を乗り越えて挙げるたったひとつのタイトルの価値は重い。わたしは、その重さこそが何よりも大事と考える者です。

 これまでにも、ネット投票による文学賞はいくつか存在しましたので目新しさには欠けるかもしれません。ですが、エンターテインメントと純文学を同じ俎上にのせ、かつ国内篇と海外篇を設ける賞はこれが初めてと認識しています。投票は国内小説だけでも、海外小説だけでも、両方でもけっこうです。ぜひ、あなたの「この1作」を教えてください。みんなで、これまでにない面白い文学賞を作っていきましょう!

豊崎由美

2011年1月5日ブログ「書評王の島」投稿より転載

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Twitter文学賞の軌跡